森井教授のインターネット講座 最新版(2003年6月23日掲載記事)



第236回 インターネットでアンケート!?


解説イメージ

ホームページは会社や組織の顔となってきました。まず、その会社 や組織のことを知ろうと思ったならば、ホームページを調べて、そ の紹介を見ることが通常になりました。大学での学生の就職活動も、 まずホームページで会社の内容を調べてから問い合わせをすること が普通です。このようにホームページが組織の受付の顔となったの です。ホームページは情報発信を中心に用いられてきました。現在 では、更に決済、つまりクレジットカードやインターネットを介し ての支払いを伴った、ホテルや列車、飛行機の予約、さらに商品を 売買するインターネットショッピングが盛んに利用されるようにな っています。特に今まで特別な人だけが利用したオークションとい う、購入者が値を付けるというシステムも誰でも利用できるように なりました。誰でも出品の出来ることから、その利用者は激増して います。

会社や組織側からインターネットを見ると、情報発信の他に、「人 を集める」すなわち「人の意見を聞く」ということが容易になりま した。今まで、多数の人の意見や感想を聞こうとすると、組織的な アンケートを行う必要がありました。インターネットによって、工 夫次第では容易に意見を集められるようになったのです。懸賞等も、 商品の告知やアンケートに利用できるわけですが、懸賞を行うもの も、応募するものも、容易に手続きできるようになったのです。

インターネットの大きな効用は多数の人の考えを従来よりも容易に 収集できるということです。ホームページを訪れた人が、どのペー ジをどれぐらい見ているのか、初めてなのか二度目なのか、という ことがわかり、さりげないアンケートや懸賞などを利用することに よって、更に具体的な利用者の動向や意見を収集することができる ようになりました。アンケートを更に進めて、会社での問題を解決 するアイデア、特に新しいビジネスのアイデアを社内ではなく、一 般から募集するような試みも多くなりました。例えば、2人の若い 女性が興した京都のベンチャー企業であるアミナーは、企業の依頼 を受けて、一般の人からビジネスアイデアを募集し、その実現の手 助けをしています。ホームページのURLは http://www.aminerr.com/ です。


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