森井教授のインターネット講座 最新版(2000年5月21日掲載記事)



第175回 メールマガジン


解説イメージ

小泉首相が、その所信表明演説で発表し話題になった「小泉内閣メ ールマガジン」がいよいよ発刊されるそうです。文字通り、新規創 刊雑誌と同じように、今月中に創刊準備号をを出して、来月から毎 週木曜日に発行する予定です。内容は、首相だけでなく各閣僚の意 見や主張、内閣の取り組みとその現状報告等となっています。おそ らくインターネットの特性を利用して、国民との意見交換も紹介さ れることでしょう。

メールマガジンとは、インターネットの電子メールを利用して定期 的に情報を、個々の購読者に向けて発信するものです。書籍の世界 で自費出版というものがあります。これは自分の著作を書籍として 発行するにあたり、すべての費用を自分で負担して、場合によって は、流通に乗せて本屋等で販売するという方式です。インターネッ トのウェッブ(ホームページ)の流行によって、事実上、多くの人 が自分の著作を公開するという目的を容易に達成できるようになり ました。自分のホームページを作って、その中に文章やらイラスト、 写真を貼り付ければよいのです。ただ自費出版と同じく多くの人に 読んでもらおうとするためには、広告を出さなければなりません。 本屋に置いてもらうように、多くの人が訪れる(アクセスする)ペ ージで紹介(リンク)してもらう必要があるのです。ホームページ はいつでも書き換えることができることから、いわば自費雑誌とい うものを作ることもできます。定期的に内容を更新して、雑誌のよ うに発行することができるのです。しかしホームページは読もうと する人がインターネットにアクセスしてページを見なければなりま せん。もっと積極的に、言わば新聞のように相手の手元に届けてく れるサービスがメールマガジンなのです。電子メールを使って、購 読を希望する読者へ定期的に内容を配信します。メールマガジンは 通常、テキストだけですが、そのテキストの中にURL(ホームページ のアドレス)を書くことによって、ウエッブと連携して写真や映像、 音声を使うこともできます。最初からウェッブで作って、そのアナ ウンスだけをメールで送ればよいとも思われますが、セキュリティ の関係で会社等ではホームページを見れないところも多々あるので す。そのメールマガジンですが、最近は個人でも簡単に作ることが できるのです。メールマガジンを代理で、しかも無料で発行してく れるところがあり、そこに登録すれば、一通のメールマガジンを作 成して送るだけで、購読希望者全員に代理で発信してくれるのです。


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